1999年10月20日
人は眠る。眠りは私に様々なイメージをくれる。
好きな言葉はなんですか?と聞かれたら(聞かれたことないけど)
「おやすみ」と言うだろう。
眠りというもうひとつの時空間への入り口で言うことば。
夜の電話で受話器を置く前に「おやすみ」は自然と口をついて現れる。
「おやすみなさい」という響きはやさしい。
「おはよう」や「いただきます」とはエネルギーも違う。
自分のスイッチをOFFにする前のことば。休むことは大切だ。
真夜中の友人との電話で、「おやすみ」には自分の名前
「やす」が入っていることによって更に好き度が高いことに気づいた。
じゃあ友人はどうだろう。けいこ。
「お稽古してる?」それは嫌だと友人に言われた。
ひろし・・・「この世は広しといえども・・・」どうだろう。
まこと・・・「誠に申し訳ございません」それもどうかという感じだ。
やすに戻る「そうやすやすとやってのけられると思ったら大間違いだ。」
「安いよ安いよ!」「休んだ方がいいよ、ほんと。」「安らかなお顔で・・・。」
そう、「すやすや」という静かな眠りもやさしい響きだ。
待ち合わせなどで相手がなかなか現れないときは
いろんな人の名前でしっくりくるものを探してみて下さい。
夜の闇が私の瞼に集まり始めました。そろそろ私も眠ることにします。
おしいまいに、夜に溶けてゆく最後のことば「おやすみなさい」を
あなたに贈ります。そしてよい夢を。またこちら側に戻ってきて下さいね。
舎長 明神慈