2000年07月07日
呼吸をするように、有限なこの世界を波打ちつづける私達。
すって、はいて、すって、はいて、五感のすべてで他者を認識し、
手をつないでゆける魂の持ち主を探している。
いろんな人に会える。
その人の呼吸の速さや深さは、その人の心と身体を大きく支配している。
他者と空間を共有したいと願っている人の呼吸は深く、ゆったりとしている。
自分のヴェクトルを真っ先に示したい人、
そのヴェクトルをまだ定められていない人の
呼吸は浅く、スーハーという呼吸音が絶えず聞こえてくる。
リラックスしている時、呼吸はゆったりと深い。
いつもいつもそうしていられないけど、どちらをベースにおくかで、
死ぬまで続く呼吸ともっとうまくやっていける方法が見えてくるように思える。
理不尽さに胸ふるえたり、怒りのエネルギーでいっぱいになると、
横隔膜は簡単にあがり、身体は硬くなり、呼吸は浅く、激しくなる。
おもしろおかしい出来事におなかをかかえて笑い転げている時も、
激しく横隔膜がゆれる。
呼吸はお腹の底からはききっているので、深いのだけれど、小刻みだ。
感極まってなき咽ぶ時、人はあふれ続ける泉に溺れないように、
短く素早く酸素をとり入れる。
ひっくひっくと不思議なリズムが響き出す。
私達は自分の中にリズムを持っている。いろんなリズム。
心地良いリズムを持ち寄って、楽園をつくってゆきたいと願う日々。
だから、探しているのです。
手をつないでゆける魂の持ち主を。
舎長 明神慈