Heaven from 3cm above
2002年08月26日
残された

夕方 ねぎを切った まっぷたつに
上部を食した 美味しかった
熱を通すと甘くなるねぎ

夜中 残されたねぎを見た
真ん中の芯の部分が伸びていた
5mmも

私がうだうだしている隙に

美しい萌葱色が微かな光沢を放ち
私に向かってくる

夜なのに
私は太陽じゃないのに

愛しさに 根元の小さなヒゲに水をかけた
濡れるヒゲ 濡れる指

明日 あなたは私の一部になるだろう

舎長 明神慈