Heaven from 3cm above
2005年06月02日
みょうじん語録


○「この人、ピザにしか見えないから」 
明神さんはアンテナが立つ、とよく言うのですが、何かを感じた瞬間にそのものに同化している、という瞬間は確かにあるなあと感心させられます。
でも、ピザにしか見えないって…

○「途方もないところに伸ばしてって欲しいよね。それを整理するのが私の仕事。」 
役者の仕事、演出の仕事。お互いにリスペクトし期待しあうからいいものが生まれるのだと思います。

○「らせんに入って」 
いわれてみると確かに、きつく抱き合っている姿はふたりが螺旋状に絡み合っているわけで。
なんだかとてもエロティックな表現ですね。

○「昔話の一番最後みたいに」
切れのよさ、ということなのでしょうが、僕の頭の中では市原悦子が微笑んできました。

○「男は自分の言葉を飲み込むよね」 
言葉遣い、言葉の意識からして男女の違いを際立たせる演出。明神さんの鋭い観察眼が光ります。

○「はじめてナマコ食べた人も同じだったと思うから」
…メモしてあるんですが、どういう文脈でこの話になったか思い出せません。

○「水にふやかす感じで」
セクシーな声をいかに出すか、という話で。声に息を混ぜ、響きが豊になるように。
しめっぽさが重要なのだということです。

○「百恵ちゃんみたいな一期一会の顔で」
…花の中3トリオ、でしたっけ。山口百恵。

○「声がワインレッドに見える」
明神さんの五感は複層的で、ときに話を聞いているほうがわけ分からなくなります。

○「くるん、と回る発音で」
イメージを伝えることは難しいし、ましてや表現することはさらに難しい。
声の理想系が、このひとことにこめられているのだと思います。

○「TMレヴォリューションみたく最高で」
うわ、分かりやすいなこれ。いや、分かったからやるのが恥ずかしいってわけじゃないですよ。

○「そこね、イソギンチャクみたいで邪魔にならない」
明神さんにとってイソギンチャクは、邪魔になったことがない存在のようです。

○「口をドゥドゥッピドゥにして」
大真面目にこんなことを言うんですから。でも確かに、ドゥドゥッピドゥにするといいんです。

2005年05月06日
『一行物語読み聞かせ』

飯田茂美さんの「一行物語 世界は蜜で満たされる」という本を使ったワークショップ。
空間のなかで自分がもっとも気持ちよく、また美しくいられる場所を見つける。
一人が本を持ち、適当なページを開いて初見で読み聞かせる。
聞いた人たちは、それを「にゃ〜」と猫の鳴き声でリアクションする。
心に届いたら可愛い声で「にゃ〜」。
届かなかった場合は、野太い濁った声で「に゛ゃ〜」。
全員から可愛い声で「にゃ〜」をもらった場合、みんなに頭をなでなでしてもらえる。

自分の合格ラインを設定する、ということ。
相手の放ったものが自分に届いた、と実感するラインをそれぞれ持っている。
読み聞かせるほうも、それを聞くほうも、そのライン以上でお互いが通じるポイントを模索する。
声の大きさ、方向、句読点のつけ方など、一瞬ですべてを意識し決定し受け渡す。
お互いが繋がらないときはかなりさみしい気持ちになるが、届いたときは相当嬉しい。
  
※「一行物語 世界は蜜で満たされる」飯田茂美・著 水声社
「世界一短い小説」が333編収められている。
ほぼすべてが一文で完結してしまう不思議な世界は、詩でもなく、散文でもなく、まさしく小説である。

参考リンク http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=25015

2005年05月05日
GW明け稽古

パフォーマンス 「フニフニ歩き+失神」

2005年05月01日
代沢小学校・実寸稽古

小学校体育館での実寸を取った稽古。すずらんテープで実際の長さを取り、今回のオブジェは跳び箱を使用。
体育館なので声の反響がずいぶん違う。
広い場所での開放感にやや戸惑い気味ながらも、のびのび動く。

2005年04月28日
『カメハメ波』

ふたりが向かい合って立ち、片方が掛け声とともに相手に気合いをぶつける。
言い合いのシーンなどで、声がうわずったりせずに相手の身体を突き抜けていけるようにすることを目指す。理想形は「一撃で殺る」。

また相手は、そのすべてを受けとめる身体でいること。
インド独立の父マハトマ・ガンジーが暗殺されたとき、銃弾を受けたガンジーは、発砲した暗殺者に向けて静かに合掌し、一礼したという。
 
お互いの気合いを飛ばしあったら、身体のどの部分に届いたか、また身体のどのくらいの深さまで届いたか、を言葉で講評しあう。見ているギャラリーも参加する。

『にんにん飛び』
「カメカメ波」の緊張した雰囲気から一転して、楽しげな遊び。
輪になって、二人が片足飛びで輪の中を飛び回る。
ジャンプ一回ごとに、「にん!」「にん!」足の下に鼻濁音を響かせるイメージで。
ふたりの「にん!」「にん!」が、リズムよく絡まりあうように。

『掛け声チョップ−loveバージョン−』
イメージは「餅つきの呼吸」。ふたりが向き合って軽やかなステップを踏む。
掛け声は何でもいいが、「はいっ」「ほいっ」という声とともに手をぽん、と相手に差し出し、「愛」を交換し合う。

『ルルルスキップ』
「にんにん飛び」と同じく、輪になったなかから二人が飛び出すが、今度はスキップで。
「ら行」の、自分の気持ちのいい歌を歌いながら、二人でスキップで遊ぶ。
頭の後ろ上のあたりに「R」を響かせながら、リズムよく絡まりあうように。
丹田と横隔膜でバランスをとり、頭が上下に動かないように戯れる。
かなり馬鹿馬鹿しいが、不思議な一体感がある。

2005年04月27日
『立ち座り』

ポかメソッドのメインエクササイズ。
言葉や仕草で合図をすることなく、向き合ったお互いが同じタイミングで座ったり立ったりする。
立ち→正座→立ち→あぐら→立ち→自由形に。
動きは完璧に同時に。間違えてもすっとぼける強さを見につける。
肉食獣が傷つけない程度に甘噛みをするように、ギリギリのちょうどいいポイントを見極める。
自由形では、「遊び・戦い・調和」のみっつの要素を取り入れながら、即興で動きを作っていく。
顔全体が目になるように、相手の存在を感じ取る。
ポかリン記憶舎のやりたいことがすべて詰まったワークショップ。

2005年04月26日
『ぷるっぷー』

表情のワークショップ。下唇に花びら一枚を乗せ、その花びらの繊維を痛めないようにかすかな隙間を開ける。
「鳩が豆鉄砲を食らったような」顔が理想。これを『ハトマメ』と呼ぶ。
焦点は外側にぼかす。唇は花びら一枚分の隙間。
この状態のまま、『ぷるっぷー』と発音してみる。顔全体の脱力。
止まっているけれど、エネルギーが内部を回っている。「永遠のING形」であること。

2005年04月25日
『気配を感じるワークショップ』

足の捌きの練習。腰から上をブレさせることなく180度、360度回転する。
日本舞踊の足の捌きを参考に。
三人一列で並び、左右の人が真ん中の人の動きを真似する。動きのユニゾン。
気配を読み、空気を読む。

2005年04月24日
『失神を使ったワークショップ』

『失神』とは、直立の状態から、音を立てないように、
かつ動きがよどむことなくとろりと横たわるアクション。
この動きを取り入れたパフォーマンスをふたり一組で行う。

Aチーム。『フニフニ歩き』を取り入れた、「告白の場面」。告白された嬉しさのあまりに失神。
Bチーム。体育館のラインの上で鬼ごっこ。疾走感と緊迫感。最後、お互いがゆっくりと近づき、
触れ合った瞬間に失神。静と動のギャップ。
Cチーム。不条理。電車に乗っていたはずが、粘液の海に沈み、もがく。
そのうちに、抱えたなにかが膨張しはじめ、ふたりを押しつぶす。失神。

2005年04月22日
キャスト全員集合。

オブジェがイスで作ったものから、舞台美術の杉山さん製作の実寸・平台製に。
一対一で、オブジェの両端から歩いてきて自己紹介。
ただの自己紹介ではなく、うまくやりとりができなかったほうが道を譲らなくてはいけない。

『フニフニ歩き』
踝から下、足の裏を動かして左右に移動する歩行方法。揃えるバージョンとハの字バージョン。
母指丘と踵を支点にして、スムーズに動く。上半身(腰)は揺らさない。

『フラフープを使ったゲーム』
1,フラフープでカポエラダンス 2,フラフープ騎馬戦
  ポかリン記憶舎のワークショップでは必ず登場するフラフープ。
2チームに分かれ、回せる長さを競う持久戦。
  一対一でフラフープを回してぶつけ合う戦い。
  二人一組になって、丹田でフラフープを挟んで落とし合う戦いなど、バリエーションに富んでいる。
 
フラフープを回していると、輪が腰に吸い付くようになるポイントがある。
その部分が身体の基点になる丹田。エネルギーが集中する場所。
遊びながら丹田を意識できるようになるというゲーム。

『ポかリン的発声法』
「ね」「うん」のやりとり。近くに座り、優しく相手の身体に触れながら「ね」「うん」。
声が相手の身体に染み透るように。優しく響かせることがポイント。
「そうだった」「よかった」のやりとり。タ行の語尾はふわりと置くように。
サ行は、息声にして音を逃がすように。独特の音の響きによって余韻を作る。
音の部分から「3cm浮く楽園」を目指す。

2005年04月20日
イスを使ったワークショップ4。

オブジェを使い、2チームに別れてパフォーマンスを行う。
フリーテーマで、オブジェを何に見立ててもいい。

Aチームのテーマは『侵食』。盛り上がった形の内部から食い破って出てくる
三匹の虫をイメージした動きで、オブジェをもそもそと這い上がり、また潜っていく。
Bチームは『漂着』。部屋の隅にスタンバイし、オブジェを島に見立てる。
三頭の動物が流されて、島にたどりつく。島のうえで三頭は戦ったり、仲直りしたり。

パフォーマンスすることで、オブジェに負けない存在感を体得する。
自分を俯瞰する視線を身につけること。

2005年04月19日
イスを使ったワークショップ3。

イスで作られたクジラに、花瓶を置いてみる、というゲーム。
一対一になり、お互いが「オブジェのどこに花瓶を置いたら美しいか?」を
即興で主張しあう。 主導権を奪われないようにしつつコミュニケーションを取る。

『布引っ張り』
一対一で向かい合って立ち、タオルのような布を引っ張り合う。
バランスを崩して手をついたり、足がずれたら負け。

しなやかな上半身、下半身のねばり、相手の一瞬の呼吸を読む。

2005年04月18日
イスを使ったワークショップ2。

前回はフリーテーマで進めたが、今回は「クジラ」を意識しながらオブジェを作る。
再び2チームに別れて製作。
イスの種類、色、質感など、さまざまな要素を応用しながら、それぞれのクジラを作る。

2005年04月15日
イスを使ったワークショップ。

稽古場であるアトリエ・ヘリコプターの備品のイスを使ってオブジェを作る。
今回の公演のキモであるオブジェ。その存在感に負けないようにするために、
役者自身の手でオブジェを作り、自分たちの立ち位置を確認する。
 
2チームに分かれて、話し合いながら大小様々なイスを組み合わせていく。
スタンドライトで簡単な照明も作り、お互いの作品を品評しあう。

2005年04月14日
初顔合わせと本読み。

 桜井さん以外全員集合。
 『素読み』をする。読む言葉に感情を込めず、なるべく平坦に発音する。
 それぞれの「声」と「音」を味わい、確認する。